vol.33
教室長から任された、趣味全開の
「パソコンでカラオケ講座」。
早速、お知らせポスターを作成し
生徒さんに宣伝をします。
「え!カラオケするの?ここで!?」
物珍しさもあってか
生徒さんの反応は上々です。
「へー、先生の歌も聞けるのか。申し込んでみようかな。」
徐々に申し込みも増え
気づいたら満席となっていました。
当時、私が勤めていたパソコン教室は
初心者・シニア向けのパソコン教室。
今回のカラオケ講座を申し込んでくれた
生徒さんも半数以上の方が
シニア世代の方々でした。
カラオケ講座の開催日が近づいたころ
私はあることに気づきます。
「私がいつもカラオケで歌うのはXJAPAN。これはもしかして、まずいのでは!?」
そう。私は15歳からずっとXJAPANのファン。
当日、XJAPANを絶叫する私を
ポカーンと見つめる生徒さんの絵が
私の頭の中に浮かびます。
「よし。生徒さん世代に合わせた歌を練習しよう」
早速、友人を誘い、カラオケに行きました。
カラオケに行き
イルカさんの「なごり雪」や
谷村新司さんの「昴」などを練習します。
意外な選曲に、友人たちは戸惑います。
「どうした?具合でも悪いのか?」
「いや、今度、カラオケ講座するから、練習してるんだ。」
「あれ?今度はカラオケの先生になったのか!?」
戸惑う友人を背に
必死に練習をしました。
