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「行けるわけないだろ!」上司の一言と、私の突然の退職宣言

vol.85

 

3月末のXJAPANの復活ライブが近づきました。

 

しかし、3月の私の売上見通しは

ノルマに対して

「10万円ダウン」

という厳しい状況でした。

 

 

そして、いよいよライブがあと1週間後に

迫ったある日のことです。

 

のかつての上司であった

高崎支店のK支店長が用事があって

前橋支店に来ておりました。

 

K支店長は私を見つけ

親しげに声をかけてくれました。

 

「お、田中!Xのライブには行くのかい?」

 

私がXJAPANが好きなことを

知っていたK支店長は、雑談として

語り掛けてくれたのです。

 

私はこう答えました。

 

「もちろん!行ってきます!」

 

すると、それを聞いていた

当時の直属の上司である

前橋支店のA支店長はこう叫びました。

 

 

「行けるわけないだろ!」

 

 

 

当時は、この言葉に愕然としました。

 

 

しかし、A支店長とは

「数字をやればどうぞ」

という約束です。

 

10万円ダウンを申告していた

私に、反論する余地も資格もありませんでした。

 

 

また、その日は、年に1度の

支店長との面談の日でもありました。

 

 

面談の内容は今期の振り返りや

来期に向けての目標を話すのが主な内容です。

 

今期で退職をしたいと思っている者は

この支店長面談で申し出る

唯一の機会でもありました。

 

 

支店長は、その日のうちに

10数名の面談をしなくてはなりません。

 

面談に時間がかかりそう、もしくは

今期で辞めそうな人の面談を後にして

時間がかからなそうな人を

先に済ませるが通例でした。

 

 

そんな中、最初に面談に呼ばれたのは私でした。

 

 

営業という仕事に1人悩んでいた私ですが

周りから見ると一見楽しそうに

仕事をしていた私。

 

支店長も

「田中なら5分で終わるだろう」

と1番に指名したのだと思います。

 

 

 

「今期の振り返りと来期の目標はどうだい?」

 

支店長がそう切り出し、面談が始まりました。

 

 

「実は、今期で辞めようと思います。」

 

 

支店長は、鳩が豆鉄砲を食ったような顔で

驚いていました。

 

私も気づいたら、言葉に出てしまっていた

という感じでしたので、ある意味

私も自分の言葉にびっくりしています。

 

 

支店長に理由を聞かれます。

 

 

ここからは実際にやり取りした言葉と

お互いの心の声をご覧ください。

(※支店長の心の声は私の想像です)

 

 

「どうして辞めようと思った?

(さっきのライブに行けるわけないだろ、が理由なんかい?)

 

 

「実は営業成績も振るわず、限界を感じていました。」

(辞めないとライブに行けないですよね?)

 

 

「もう一度考え直すことはできないのか?」

(辞めるくらいなら、行ってもらって良いんだけど。)

 

 

「ずっと考えてのことのなので、考えは変わりません。」

(ライブに行かせてくれるなら考え直すんですが・・)

 

 

話し合いでは、核心であるはずの

「XJAPANのライブ」の件は一切触れずに

面談が進みました。

 

 

面談は30分くらい続いたと思います。

 

面談が終わり、会議室から出ると

推進課のMさんが心配そうに話かけます。

 

 

「ずいぶん、面談が長かったけど、どうした?」

 

「辞めますと伝えました」

 

「マジで!?」

 

次回に続きます。

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました。