「衣」のこだわりと、ついに買えた洗濯機

vol.69

 

開業後、1年3か月の

「教室住まい」のお話の続きです。

 

本日は「衣」について。

 

開業直後は洗濯機がありませんでしたので

コインランドリーを利用していました。

 

教室での服装はスーツにワイシャツ。

 

コインランドリーは主に

下着や寝間着の洗濯に使い

スーツとワイシャツはすべて

クリーニングに出していました。

 

 

「お金がないからこそ、みすぼらしい格好はしたくない」

 

 

そんな、私なりの

強いこだわりがあったのです。

 

 

 

洗濯機を購入できたのは

オープンして9カ月が過ぎた秋のころ。

 

近所のリサイクルショップで

5千円の中古洗濯機を

ようやく購入できました。

 

配送にお金がかかると言われた私は

台車を借りて、教室まで一人で運びました。

 

 

世田谷通りとボロ市通りを台車を使って

ガラガラと洗濯機を運ぶ私。

 

何となく、知り合いや生徒さんに

見つかったら恥ずかしいな

と言う思いがあり、急ぎ足で運びました。

  

もちろん、洗濯機の取り付けも

自分で行います。

 

取り付けられた洗濯機を見て

ひとり悦に入る私。

 

 

「ようやくコインランドリー生活から卒業だな。

これで現代人らしい生活が送れるぞ。」

 

 

まだ、冷蔵庫は手に入れていない私でしたが

当たり前なことで喜びを感じられるように

なっておりました。

 

 

教室住まいにもすっかり板がついた頃。

ある日、生徒さんから尋ねられました。

 

 

「先生って、どこに住んでるの?」

 

「えっと・・。すぐ近くですよ。(というかここです)」

 

 

「えー!?そうなの?何丁目?」

 

「えっと・・。1丁目?」

 

 

「あら!私も1丁目だからご近所だったのね。」

 

「えっと・・。そうですね(苦笑)」

 

 

 

またある日

今度は別の生徒さんに尋ねられます。

 

 

「先生は教室の2階に住んでるの?」

 

「いや、違いますよ。別のところに住んでいますよ。」

 

「えー?そうなの。2階に住んでいるんでしょ?」

 

 

その生徒さんは

教室の真向かいに住んでいる方でした。

 

私が朝や夜、そして休日にも

教室を出入りをしているのを見て

教室の2階に住んでいると思っていたようです。

 

ちなみに、教室の2階には住居があるのですが

そこは全く別の方が借りて住んでいます。

 

 

その生徒さんは納得がいかない様子で

教室内を観察されます。

 

 

「ほら、どこにも2階に通じる階段はないですよ。

ここには住むスペースなんてないですよ。」

 

 

「そうみだいだね・・(おかしいな・・)」

 

 

そんなやりとりもありつつ

1年3か月、無事?に教室住まいは

ばれずにいられました。

 

次回、教室住まいで起こった

「真夜中の訪問者」についてお届けします。

 

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました。